017: 古尊宿語要
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四巻

福州鼓山の&C0-F0F3;蔵主が、唐宋の古尊宿二十家の語録を四冊にまとめて刊行したもの。編集刊行は紹興八年(一一三八)より同十四年までの頃と見られる。これら二十家は、後に明蔵本『古尊宿語録』四十八巻のうちに継承される。

○ 池州南泉普願和尚語要、投子和尚語録、睦州和尚語録、趙州真際禅師語録 以上第一冊

○ 汝州南院&C0-F1AA;和尚語要、汝州首山念和尚語要、汝州葉県広教省禅師語録、潭州神鼎山第一代&C0-EBA2;禅師語録、并州承天嵩禅師語、石門山慈照禅師鳳巌集 以上第二冊

○ 舒州法華山挙和尚語要、&C0-B861;州大愚芝和尚語録、雲峰悦禅師語録、袁州楊岐会和尚語録、潭州道吾真禅師語要 以上第三冊

○ 大隋神照禅師語要、子湖山第一代神力禅師語録、鼓山先興聖国師和尚法堂玄要広集、襄州洞山第二代初禅師語録、智門祚禅師語録  以上第四巻

&C0-F0F3;蔵主が右の二十家に語を刊したのち、淳熙戊戌(一一七八)に至って同じ鼓山の徳最が各冊の巻首に祖師の小伝を伝えるが、このときさらに次の二家が加わる。

○ 舒州白雲山海会演和尚語録、&C0-DE51;州瑯&C0-B278;山覚和尚語録

また、鼓山の『古尊宿語要』二十二家は、咸淳丁卯(一二六七)に覚心居士魏氏によって杭州で再刊され、巻首に径山の物初大観が総序を加えてその事情を述べ、『古尊宿語録』と呼ばれることとなる。このとき、さらに次の五家もしくは六家が加わって、すべて二十二冊となる。

○ 鎮州臨済慧照禅師語録、雲門匡真禅師広録、舒州竜門仏眼和尚語録、宝峰雲庵真浄禅師語録、東林和尚雲門菴主頌古